明山窯ブログ

2015.01.27
工場レポート【小物成形場】

今年1回目の工場(こうば)レポートは、小物成形場から雛人形の制作風景をお伝えします!

 

ろくろの周囲、作業台の上には所狭しと箱・箱・箱。

それぞれ、人形をつくるパーツがスタンバイしています。

 

赤土の本体に着物の合わせ目を入れ、上掛けを重ねます。

赤土の本体に着物の合わせ目を入れ、上掛けを重ねます。

 

お顔全体を撫でて、肌のキメを整えます。

お顔全体を撫でて、肌のキメを整えます。

 

パーツ毎に、模様を入れたり整えたり、細やかな作業が続きます。

本体に、お顔、そしてやわらかく癖をつけた髪を取り付ければ、

ああ、雛人形らしくなってきました。

 

ろくろを回しながら、泥化粧を施します。

ろくろを回しながら、泥化粧を施します。

この時の刷毛目も手作業ならでは。

 

最後に扇を付けて完了。

最後に扇を付けて完了。

 

ここまで約20分ほど。

もちろん、顔や髪、着物といった各パーツをあらかじめ用意したうえでのこと。

大きさや裾の形違いでも変わります。

「順序良く作らんと」

とフジオカさん。

 

いくつもの土を使っていますよね。

「このお雛様で3種類。こっちのお内裏様は黒土もあるから4種類やね。」

注意しなければならないのは、土が変わる度に必ず手を拭くこと。

これを怠ると、土に別の土の色がついて台無しになってしまうのです。

 

 

乾燥後、お顔や着彩の工程へバトンタッチ。

お手元に届くまではまだまだかかります。

 

 

以上、小物成形場からレポートでした!

レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!